2/18山形新聞の朝刊に掲載されていた記事の転載です。
ゼリーのようなゲル素材を使った鮮度を保持するシートを果物の下に敷くことで、傷付きやすく柔らかい果物の鮮度を守ることができるようになるそうです。
地味ですけど、新たな”流通革命“が起きそうですね
JA山形と山形大学で
2015年から共同開発が始まり
2020年以降の実用化を目指しているそうです。
輸送試験では、サクランボ「紅秀峰」をダンボールにバラ詰めした状態で台湾へ送ったところ以下の結果がでました。
ゲルシート無しの状態:腐敗率2.0%
ゲルシート有りの状態:腐敗率0.7%
腐敗状況が半分になっています!!
腐敗率が下がる理由としては、温度変化が緩やかになること、保湿性が保たれる為とのことです。
また、パックで送った場合は、さらに軟化や押し傷が抑制される結果となりました。
TPP(環太平洋パートナーシップ)協定が本格始動すれば、日本からの輸出の原動力を後押しする材料にもなります。日本の高品質な果物や、傷つきやすい野菜を新鮮な状態で輸送可能となれば、きっと人気がでるでしょう。
また、国内でも輸送困難で地産地消にとどまっている果物や野菜を全国展開することが可能になるかもしれない発明です。
特許収入で県の自力向上にも貢献しくれるでしょう(都合良すぎでしょうか?)
私としては、新鮮なタイ製マンゴスチンを輸入して食べれるようになると嬉しいです。(日本でも作れるようになるといいのですが…)
現状タイはTPP未加盟ですので、個人的には今後の加入に期待です。