Amazon オーディブルで聴いてよかった小説を紹介します。
今回はAmazonオーディブルで聴いた又吉直樹 さんの『火花 』についてです。
今回、久しぶりの投稿になるのは、自身でAmazonオーディブルの休会について実践していた為です。休会方法については以下の記事にて掲載しています。
休会中でも購入済の小説を聴くことができます。
また、制約が伴いますが、最大3か月間、月会費の発生しな状態になります。

火花(ひばな)は、お笑いタレントの又吉直樹さんが書いた初の中編小説です。
元々テレビ露出の多い方ですが、文藝春秋の月刊誌である「文學界」に掲載され、掲載当初から現役お笑いタレントの純文学小説として話題を呼びました。
●2015年3月11日単行本として発売
2015年8月末時点の単行本の累計発行部数は239万部を記録
この時点での累計発行部数は、芥川賞受賞作品として歴代第1位
文藝春秋刊行物として歴代第2位の単行本部数
電子書籍版は10万ダウンロードを記録(文藝春秋刊行物として歴代第1位)● 2015年8月21日に芥川賞贈呈
出典:Wikipediaより
● 2016年6月3日に台湾での翻訳版の発売開始
● 2016年にNetflixと吉本興業によってネット配信ドラマとして映像化
● 2017年2月時点では、累計発行部数は単行本が253万部、文庫本が30万部を記録2017年5月に中国での翻訳版の発売開始
● 2017年11月に映画版が公開
● 2018年観月ありさの主演で舞台化
記事をサッと流し読み(目次)
とある、売れない漫才師のお話。同じくパッとしない先輩漫才師の神谷に惹かれ、弟子入りし、先輩漫才師の神谷といちファンとしての主人公の間で交わされる掛け合いが楽しい。
主人公は 世に認められない天才漫才師神谷の “ 傍観者 ”でもあり、“ 対象的な存在 ” だったり、“ 似たような存在 ”だったり、、、どんどん話に引き込まれていった。
後半、主人公が漫才師として売れ出して周囲から認められていくようになる中で、神谷は相変わらずの売れない状態。関係が終わってしまったかのように思わせて、実は変わらない。
バランス感のある、ふたりの関係として最後締めくくられるのが、すごく気持ちの良い終わり方だった。
純文学(じゅんぶんがく)とは、大衆小説に対して「娯楽性」よりも「芸術性」に重きを置いている小説を総称するもの。日本文学における用語。
出典:Wikipediaより
聴いていて、ところどころ笑いました。
単純に、先輩漫才師の神谷のアホっぷりや、主人公のツッコミに 声がでるくらい笑えた。
純文学で、こんなに笑わせてくれるんだぁ(;^ω^)
というのが、一番の感じたこと
もちろん、笑えるだけでのお話ではありませんが、、、
この作品を聴くまでは、有名なお笑い芸人が書いたという物珍しさと、吉本興業のゴリ押しパラーで取り上げられているだけなんだろうと思っていました。
けれど、違いました。
又吉直樹さんの才能が凄すぎた!
わたしは、純文学のカテゴリーはほとんど読まないし、読んだことがある作品も偏っているのですが、(夏目漱石の、『坊ちゃん』、『吾輩は猫である』、『三四郎』、 『こゝろ 』等…)
純文学作品のとっつきにくいイメージが払しょくされました。
大賞受賞作品だから興味があるけど、本を読むのは苦手、本を読む時間が無いという人は、ぜひ、オーディブルで、聴く・純文学を体験してほしい。
堤真一(つつみ しんいち)さん
以前に比べて、TV等の露出は減っている感じがしますが、超有名な俳優さんですね。
購入前にナレーターがだれかをよく見ていなくて、オーディブルで聴いていて、堤?あれ、これって俳優の堤真一さん?…なの?と驚きました。
なぜ驚いたかというと、めちゃくちゃ上手だったから!(これも私見ですが、、)
声の抑揚とか、キャラの立たせ方とか巧みです。
俳優は声優を兼ねると聞きますが、正直、俳優さんや女優さんが声を担当する場合は話題性の為に起用されたんだなって感じることこの方が多いので、堤さんはホンっトに俳優のプロなんだなぁと感心しました。(超失礼(;^_^A)
原作単行本未読、
ドラマ版未視聴、
映画版未視聴、
舞台版版未視聴
今回初めてオーディブル版で視聴しました。視聴してみて、映像化されたものも、ぜひ見たいと思える作品でした。
以上、『Amazon Audibleで聴こうぜ小説|又吉直樹 火花』でした。