山形市宮町にある鳥海月山両所宮(ちょうかいがっさんりょうしょぐう)は
山形駅から車で北へ10分、最寄り駅(北山形駅)から車で3分、徒歩で北東へ9分の場所にあります。住宅街と細い道路が入り組んだ、ごちゃごちゃした場所に公園と隣接する形であります。
鳥海月山両所宮へのアクセス
楼門の前は車通りの激しい狭い道になっています。
歩道も狭いので、冬は車以外に落雪にも要注意です。

氏子さん達に囲まれているのは神様にとっては良いのかもしれないけど、
T字路の交差点に信号があって、せっかくの楼門が残念な感じです。
鳥海月山両所宮の随神門(楼門)は、江戸時代(1782年)に10年かけて完成しました。
※ 随神門とは、神域に邪悪なものが入り来るのを防ぐ御門の神をまつる門

楼門の天井には郷土画家である藤澤祐川の筆による鳳凰と麒麟が描かれています。
鳥海月山両所宮ってどんな神社?
1063年(康平6年)に創建されました。
前九年の役(東北地方で起こった戦争)で、朝廷側の源頼義が戦勝祈願をした鳥海山大物忌神社(現在の山形県飽海郡遊佐町)と月山神社(出羽三山)に戦勝祈願を行い、見事勝利した報賽として山形市内に造営された神社です。

狛犬が4体睨みを効せています。
手前の2体は江戸時代後期(1850年5月)に寄付者などで建立されたもので、県内の豪商の他に京都、大阪などの人の名前も連ねられているそうで、江戸時代の山形地方の海運活動を伺うことができます。

参道脇の木は春になると毎年、桜を咲かせるそうです。

幣拝殿です。
1927(昭和2年)元々、本殿があった場所に拝殿、幣殿が建造されました。
鳥海月山両所宮の本殿

本殿には、鳥海宮と月山宮が並んで奉られています。
現在は修繕中で、寄付者を募っているようです。
幣拝殿の新設に伴い、幣拝殿の奥へ動座されています。
※ 幣殿は拝殿と本殿を繋ぐ建物
祀っている神様
鳥海山(鳥海山大物忌神社):倉稲魂命=穀物の神=お稲荷さん
月山(出羽三山) :月夜見命=月の神
お神輿も「鳥海」と「月山」という二種存在する神社です。
鳥海月山両所宮の穀様し(ごくだめし)
鳥海月山両所宮の穀様しは全国でもめずらしい作占いの神事です。
旧暦7月1日早朝に、稲穂、茄
子等、いくつかの食べ物を紙に包んで土中に埋め、
翌年の旧6月末日に掘り起こし豊凶を占うものです。
鳥海月山両所宮は境内社がたくさん

左から愛宕神社、若宮八幡宮、熊野神社
愛宕神社
御祭神:火産霊神(防火、火伏せの神様)
火は生活の中心、火を大事に扱いましょう
若宮八幡神社
御祭神: 與田別尊、神功皇后
元々は戦いにゆかりのある神様、
現在は入学、就職等、夫婦、子授け、安産の神様
熊野神社
御祭神:熊野大神
熊野三神の御分霊で、どんな願い事も成就する霊験あらたかな神々
特に無病息災を本願とする

城輪神社(きのわじんじゃ)
鳥海月山両所宮の摂社
特に本社との由緒の深い神社には摂社の呼称が用いられています。摂社・末社については、本社と同一の境内地で祀られている境内社と、境内地外で祀られている境外社といった区分もできます。
出典:神社本庁

厳島神社

稲荷神社

金井の井戸水
鳥海月山両所宮の御神水です。
飲用が可能で、ちょうど水を汲みに来ている方もいました。

冷たくて、クセのない味です。
汲みすぎ注意の立札もありました。
鳥海月山両所宮の御朱印
毎年、干支の押印が変わるようです。
今年の干支である亥の押印です。
縁起が上がりそうで嬉しいです。

他の方の御朱印ブログをみてみると、お納め料300円とありましたが、
わたしが訪れた時はお気持ちをお納め頂いているとのことでした。
住所:山形市宮町3丁目8−41
電話番号:023-623-0460
アクセス:北山形駅から徒歩で3分
駐車場:20台位
公式HP:鳥海月山両所宮
以上、「鳥海月山両所宮|月の神様と穀物の神様を祀る山形北の総鎮守」でした。
お宮様が両所宮であることがよくわかりました。ありがとうございます。私は確か宮7の子供会でしたが町名変更で薬師町になってしまったのですよね。昔のことですが。次回山形に行くときはしっかりこころして参拝させていただきます。
私の稚拙な文章が参考になって良かったです。
今後ともよろしくお願いいたします。