村山地方と置賜地方を結ぶ国道13号線、大きな道から元中山の交差点で小道を進んでいくと、田園風景と芍薬畑が広がる地域が見えてきます。
小さな境内には緑が生い茂り、木々の隙間からさす木漏れ日は懐かしい感じを呼び覚ます。ほっとする空間です。

JR奥羽本線赤湯駅から車で北東へ14分。最初のトンネル(岩部山トンネル)を抜けて、元中山の信号のある交差点を左折してしばらくすると見えてきます。
JR奥羽本線かみのやま温泉駅から車で南西へ15分。
最寄り駅( JR奥羽本線中川駅)から車で北西へ5分の場所にあります。
住所 | 山形県南陽市元中山759-7 |
電話番号 | 0238-49-2307 |
御祭神 | 建御名方神(たけみなかたのみこと) ー 大国主命の息子 |
アクセス | JR奥羽本線中川駅から車で北西へ5分(2600m) |
Wi-Fi | 不明 |
駐車場 | 15台位 |
公式HP | 芍薬の杜 諏訪神社 |
1601年、中山城の武将清水三河守康徳が信州諏訪大名神を勧請したと伝えられています。 信州諏訪大名神といえば、 坂上田村麻呂や、武田信玄が戦勝祈願をしたことで知られるます。現在、諏訪神社は全国に10,000社あるそうです。
南陽市元中山 諏訪神社は敷地面積16,400㎡、日本一の芍薬栽培面積を誇る諏訪神社です。(諏訪神社及び芍薬苑で管理している面積~田んぼ、野菜畑は除く)
1995年から当時の宮司が栽培を始め、栽培されている芍薬は、108品種にものぼります。
2019年5月24(金) ~ 2019年6月15日(土)
しゃくやく祭りが開催されます。
しゃくやくの見頃は、5月下旬から6月中旬の初夏の時期です。
そろそろ、咲くのかなぁと思い伺いましたが、まだほとんど咲いていない状態でした。
お祭り前日の為、地元の方々が準備で忙しそうでした。
咲き始めていた芍薬の花です。
赤いのがレッドレッドローズ、ピンク色のはソートダンスです。
社務所の前には3匹の木彫りのふくろうがいます。
社務所の玄関をくぐると実物のふくろう、2羽が「こんにちは」してくれます。そっぽ向いているのは「きらり」ちゃん
もう1羽は長靴大好き「みっちー」さん

狛犬ならぬ狛蛙と、手水舎

4本の大きな杉の木(おそらく杉の木)からは木漏れ日がさし込んできています。

諏訪神社の拝殿
こじんまりとした建物ですが、手入れが行き届いていて良い状態です。

拝殿の中には貴重な絵馬などが飾られています。
芍薬の杜 諏訪神社の散策スポット
諏訪神社には他にも散策スポットがあります。
『マリア観音大神』、『導稲荷神社』、『小町観音大神』、『諏訪七福神』、『ふくろうの宮』、『若返り水神』

芍薬畑の中に『ふくろうの宮』があります。
本殿の奥には『若返り水神』 の鳥居があります。
芍薬の花が咲く杜の奥に清水の湧き出る小さな泉があります。戦時中、ここの清水を飲んで出征された兵隊さんは、無事に帰還されたという話が伝わっております。湧水の霊験あらたかなご利益を皆様にもお分け出来ればと、山道を整備いたしました。
出典:芍薬の社 諏訪神社
鳥居をくぐって、100mほど進むと小さな泉が見えてきます。
出典には清水を飲むことでご利益がったとありますが、実際は、アメンボがいたり、いろいろと浮いていて飲んだら危険な感じがします。
リスクと引き換えに、ご利益があるかもしれないということなのでしょうか…
本殿の木彫りのマリア観音様とマリア様に懇願している人の彫刻があり、
隠れキリシタン信仰の地であったことをうかがわせます。
お初穂料は300円でした。
「しゃくやく祭」の準備で、ばたばたしている中で頂きました。
お忙しい中ありがとうございました<(_ _)>

以上、『芍薬の杜 諏訪神社|芍薬で厄を落とし、ふくろうで福を呼ぶ。ピンクの作業着を着た宮司のいる神社。』でした。