どもっ! ひーさんです。
1年ぶりに羽黒山にある「出羽三山神社(でわさんざんじんじゃ)」へ行って(登って)きました。

湯殿山は湯殿山神社

月山は月山神社

羽黒山は出羽三山神社(三神合祭殿)!

はぐろさん神社では無いんですね…
「湯殿山神社 本宮」と同様、古くから修験道(しゅげんどう)の霊地であり、山岳信仰の対象のお山。
もともと伊氏波神を祀る羽黒神社が存在していたが、冬季期間の他2山への参拝の困難性などから、羽黒山に三神合祭殿が建立されて3つのお山の神様が祀られている。

羽黒山、月山、湯殿山のご利益を頂くことができる!

そして湯殿山神社とは違い「語るなかれ」「聞くなかれ」じゃない!

標高400m位で入山料や拝観料の必要も無いので、気軽に行き(登り)やすい。

山寺と並ぶ山形の有名な観光地!
2021年は12年に一度の「丑年御縁年」として特別な御朱印や展示など開催されていました。
羽黒山山頂の三神合祭殿に祀られている神様
※表は横スクロールで閲覧可能です
羽黒山 | ・伊氏波神 ・宇迦之御魂神 = 倉稲魂命 = 稲倉魂命 = 豊受姫命 = 豊受大神 = 豊宇気毘売神 = 大物忌神 = お稲荷様 ・羽黒大権現 |
---|---|
湯殿山 | ・大山祇神 ・大己貴命 = 大国主命 ・少彦名命 ・湯殿山大権現 |
月山 | ・月読命 ・月山大権現 |
羽黒山の開山 | 593年(推古天皇元年) |
例祭 | 7月15日 12月31日(松例祭/しょうれいさい) |
593年(推古天皇元年) 蜂子皇子(崇峻天皇の第三皇子)により羽黒山、月山、湯殿山が開山される。
現在は「神社」ですが、古くから道教や陰陽道そして密教を中心とする「修験道」を持って奉仕していた。明治の「神仏分離」政策が実施されるまで、仏教を中心としたお山の経営がなされていた。
月山と湯殿山は冬季の参拝が不可能であることから、羽黒山頂に三山の神々を合祭しています。また広大な山内には百八末社といわれる社があって、八百万(やおろず)の神々が祀られています。
出羽三山は元来、日本古来の自然崇拝の山岳信仰に、仏教・道教・儒教などが習合に成立した「修験道」のお山でした。それ故、明治維新までは仏教の、真言宗、天台宗など多くの宗派によって奉仕され、鎌倉時代には「八宗兼学の山」とも称されました。悠久の歴史の中で幾多の変還を重ねながら、多様にして限りなく深い信仰を形成し、「東三十三ヶ国総鎮護」として、人々の広く篤い信仰に支えられて現在に至っています。
引用元:出羽三山神社 公式ホームページ
【伊氏波神】
未確認
【宇迦之御魂神】
五穀豊穣、海上安全、厄除開運、農業、漁業、衣食住の諸産業、開運招福、厄除け
【大山祇神
農産、山林、鉱山業守護、漁業、航海守護、商工業の発展、商売繁昌、試験合格、家庭平安、安産、厄除け
【大己貴命】
縁結び、子授、夫婦和合、五穀豊穣、病気平癒、産業開発、交通、航海守護、商売繁昌
【少彦名命】
穀物神、医療神、酒造の神、温泉神
【月読命】
安産、健康長寿、病気平癒、海上安全、五穀豊穣、諸願成就
羽黒山神域の表玄関
羽黒山へ徒歩で登頂する随神門の門前
門前前社務所もあり、こちらで一部御朱印を頂くことが可能。
また最近始まった「石段詣」へ参加する為の「お注連(おしめ)」(タスキのようなもの)を購入することが可能です。
随神門は2020年春に改修されたばかりで鮮やかな朱塗に仕上がっていました。
櫛石窓神と豊石窓神が祀られている。
随神門から右手に進むと末社の「羽黒山天地金神社」と安産・子育て・延命にご利益がある「地蔵菩薩」があります。

随神門を抜けて進むと、すぐに継子坂(ままこざか)の下り階段になります。

(2020年に訪問した際の写真の為、随神門が工事中)
お山の頂上にある神社へ参拝へ行くのに、最初に下山するのはなんとも不思議な感覚です。
写真のとおり、けっこうな高低差のある階段で、太陽を遮る杉の木々に囲まれた参道を下っていきます。
下りきった先の参道の脇には様々な神様を祀った社がある。
(2020年に訪問した際の写真)
2021年訪問時は神橋(しんきょう)は鮮やかな朱色に塗りなおされていました。

石の橋を渡った先にも社があり、須賀の滝(すがのたき)を間近で眺めることができます。
社の屋根の部分がハートに彫られている
(⋈◍>◡<◍)。✧♡
やまがた景観物語のおすすめビューポイント「26 国宝 羽黒山五重塔と表参道杉並木」として登録されている。

特別天然記念物に指定されている羽黒山の杉並木の中にひっそりと立つ国宝羽黒山五重塔。
高さ29.9m、三間五層素木造り、こけらぶきの屋根が特徴的。
創建は平将門(903〜940)と伝えられ、現在の塔は南北朝時代(1372年〜1375年)に再建されたもの。
夏季の一部期間はライトアップされる。
が!コロナ禍で自粛宣言がでたりするとライトアップも停止されるようです。
力持ちで有名な「二の坂茶屋」
2020年に改装されてキレイになっていました。
毎回、登頂前は休憩して食べる気満々なのですが、一の坂、二の坂を登った後でお餅を食べる気分にならなくなる…
( ´ー`)フゥー;
力持ちで有名な「二の坂茶屋」
随神門から始まる参道道。全長約1,700m、2446段の長い石段
久しぶりに登ると疲れますが、ひんやりとした杉並木のなかを歩いていくと気持ちがリフレッシュすること間違いなし!!
三密とは無縁なスポットですが、マスクをしての登頂は息苦しい
(꒪ཫ꒪; )
表参道から三ノ坂を登り切ったところにある。羽黒山参籠所
1688年(元禄元年)に再建された建物。
わたしは利用したことはないですが、地場山菜など自然素材を中心とした精進料理を食べられる宿泊所、食事処として利用されている。
ここから徒歩1、2分歩くと羽黒山山頂の鳥居が見えてくる。

羽黒山山頂の鳥居
手前には月山の清水を引いた手水舎があります。
出羽三山神社(三神合祭殿)
毎年、茅葺屋根の葺き替え工事が行われており、2020年は真正面が、2021年は向かって左側が工事されていました。
高さ28m(9丈3尺)と羽黒山五重塔とほぼ同等の高さ。
807年(大同2年)建立
たびたびの造替、修造、炎上による再建をくりかえし、
1818年(文政元年)現在の形として完成
2000年(平成12年)国の重要文化財に指定
出羽三山神社(三神合祭殿)の扁額
拝殿頭上には様々な彫像が鎮座されており、特に黒い力士像の見下ろしは迫力満点!
冬季の参拝や祭典を執行することが出来ない為、三山の年中恒例又臨時の祭典は全て羽黒山頂の合祭殿で行われる。

出羽三山神社の鐘楼と大鐘
中世以前のものとしては東大寺、金剛峰寺の大鐘に次ぐ巨大な鐘
羽黒山山頂にある出羽三山の末社。写真の左から大雷神社、健角身神社、稲荷神社、大山祗神社、白山神社、思兼神社、八坂神社。
とくに健角身神社はここ以外で見たこと無いしが珍しい神社。下駄や靴などをお供えして足腰の健康を祈願すると御利益があると信じられている。
東照社
1645年(天保2年)庄内藩主から社殿が寄進された。
1980年(昭和55年)現在の社殿に解体復元された。
東照権現(徳川家康公)を祀った神社。
扁額には羽黒山東照宮とある。
羽黒山開山堂 蜂子神社
出羽三山を開山したと言われる蜂子皇子が神様として祀られている神社。
第32代崇峻(すしゅん)天皇の第三御子である蜂子皇子が、聖徳太子の勧めにより、宮中を逃れ船で海上を渡り、佐渡を経て現在の鶴岡市に辿りついたところ、三本足の大きな鳥が飛んできて、羽黒山へ導いたといわれています。
1619年(元和5年)、羽黒山上に御堂(=開山堂)が建立され、開祖の御尊像が安置された。その後、明治始めに行われた神仏分離により羽黒山は神の山となり、開山堂は蜂子神社と改められた。
夏季期間は、神社の扉が開かれるそうです。

ちなみに、2020年の5月に参拝に訪れた際、扉は閉じていました。
厳島神社
表参道から登ってきて、山頂の鳥居を越えてすぐのところに祀られている神社
こちらも夏季期間は、神社の扉が開かれるそうです。

2020年の5月に参拝に訪れた際、扉は閉じていました。
ゴリッゴリのイカツイ昇り龍が柱に巻き付いているのが特徴的。
境内社 | 厳島神社(いつくしまじんじゃ) |
---|---|
主祭神 | 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと) 田心姫命(たごりひめのみこと) 湍津姫命(たぎつひめのみこと) |
ご利益 | 学業成就・勝負に勝つ・家内安全・病気平癒・安産祈願・家内安全・商売繁盛 |

初穂料は500円

初穂料は500円
丑年の丑の日に頂ける限定御朱印
湯殿山神社のご本尊のお垢を墨にして書かれています。
その為、文字が赤銅のような色をしています。

初穂料は500円
令和3年3月3日から始まった、つるおか三寺社祈りプロジェクトの「丑歳御縁歳」限定御朱印
ついに完成しました。
2021年12月下旬頃まで、鶴岡市の「荘内神社」、「善寶寺(ぜんぽうじ)」でも其々頂くことができます。

蜂子神社の御朱印
初穂料は500円

車🚙
JR鶴岡駅から東へ車で20分。最寄り駅(JR藤島駅)から南東へ車で15分。
JR狩川駅から南へ車で18分。
庄内あさひICから北東へ車で20分
庄内空港から南東へ車で30分
いずれも、出羽三山神社の麓にある「駐車場」までの所要時間。
バス🚌
JR鶴岡駅から羽黒山と湯殿山を結ぶ庄内交通のシャトルバスが一日4便出ています。1dayパス(3,000円)
JR鶴岡駅から庄内交通の路線バスで羽黒山行き「羽黒随神門」下車で40分。羽黒山頂まで、60分位。
路線バスは10便前後出ています。庄内交通の路線バス

羽黒随神門から徒歩で山頂へ🚶🏃
標高400mちょっとで他の二山に比べて低い。
羽黒山のふもとにある随神門から『国宝 羽黒山五重塔』まで15分
羽黒山のふもとにある随神門から山頂まで60分
山頂までは石畳が敷き詰められていているので登りやすいのですが、石段が狭かったり、苔が生えていたりと滑りやすいし、ズルっと足を踏み外しやすいので、普段履き慣れたスニーカーで登ることをおすすめします。
冬季期間も石段を徒歩で登れるのだろうかΣ(ОД○*)

車で山頂駐車場まで車で行くことも可能。

有料道路を使用する為、料金が発生します。
【有料道路料金】
- 大特車(4t以上) :1,400円
- 大型車(貨物車) :1,000円
- 普通車(下記以外):600円
- 3・5ナンバー:400円
- 障碍者割引 :200円
- 自動二輪車 :200円
※表は横スクロールで閲覧可能です
住所 | 山形県鶴岡市羽黒町手向字手向7 |
---|---|
電話番号 | 0235-62-2355(出羽三山神社) |
アクセス | 最寄り駅(JR羽越本線「藤島駅」)から南東へ車で15分(10,400m) |
開門時間 | 365日24時間 |
御朱印 授与時間 | 8:30〜16:30 |
Wi-Fi | 未確認 |
駐車場 | 羽黒山麓:3箇所 ・随神門前駐車場 約120台 大型車両可能 ・いでは文化記念館前駐車場 約40台 ・いでは文化記念館敷地内駐車場 約50台 羽黒山山頂 ・羽黒山頂バス停前 大型約20台、普通約90台 ・レストハウス裏 約90台(第一駐車場となり、) ・スキー場ロッジ付近 約230台 |
公式HP | 出羽三山神社(公式サイト) |
山内の石段参道には、外灯や照明はありません。
冬季参拝も可能ですが、秋以降、夕方の早い時間に山内は暗くなり、足元が見えづらい状態となります。
行ってみよう
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