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金峯神社|鶴岡市民の憩いのスポット金峯山 – 鶴岡市 - 

金峯神社の御朱印

金峯神社(きんぼうじんじゃ、きんぶじんじゃ)へ行ってきました。
本殿は金峯山(きんぼうざん)の山頂付近におわします。
金峯山は標高458mの登りやすい山で、数多くの碑石や史跡が点在しています。

「金峯山」は最近(2019年3月20日)「金峰山」から名称表記が変更になりました。 国土地理院作成の地図の表記が名称変更され、読み方も正式に改められました。

新: 金峯山 (きんぼうざん)

旧: 金峰山 (きんぼうさん)

もともと、地元では金峯山(きんぼうざん)で親しまれていたそうですが、国土地理院の表記では金峰山となっており、麓の住民有志でつくる「金峯山の名称を考える会」が中心となって、鶴岡市に変更申請を出すよう要望書を提出するに至ったそうです。

詳細:荘内日報社より

おめでとうございます🎊

金峯神社へのアクセス

JR羽越本線鶴岡駅から車で南南西へ25分位の場所で山の中です。
中の宮および、社務所までは車で行くことができます。
(本殿は山頂付近にある為、本殿まで行くとさらに徒歩で40分かかる)

庄内交通のバスが鶴岡駅から青龍寺口へ出ていますが、日に3、4本しか本数がないうえに、午後からの便しかない為、午後一の便に乗れば、中の宮までの参拝はなんとか可能なようですが、日帰りで本殿まで到達するのは難しそう…

湯田川温泉方面もバスの便がある為、時間に余裕がある方は、青龍寺口から登って、湯田川口を抜けて、湯田川温泉街で一泊してバスで鶴岡駅へ行くという方法もありですね。

庄内交通ホームページ

※表は横スクロールで閲覧可能です

住所山形県鶴岡市大字青龍寺字金峯1
(中の宮 及び、社務所付近)
電話番号0235-23-7863
御祭神少彦名神(すくなびこな)
大国主神(おおくにぬしのかみ )
事代主神(ことしろぬしのかみ )
安閑天皇(あんかんてんのう )
アクセスイ)JR羽越本線鶴岡駅から車で南南西へ25分(8600m)
ロ)鶴岡駅より机行きバスで金峯登山口下車
  徒歩50分(中の宮まで)
Wi-Fi無し
駐車場20台位(中の宮および、社務所付近)
公式HP金峯神社 (鶴岡市)

金峯神社へ参拝可能な登山口は3ヶ所

青龍寺口

 今回、私が訪れた登山口、金峯神社の表参道

 車で、中の宮まで行くことが可能な唯一のルート

 山の北側(青龍寺地区)から登るルート

 庄内交通停留所:金峯登山口

金峯神社 青龍寺口の標識

「森の散歩道20選」の標識では、麓の青龍寺 → 山頂 → 湯田川温泉のルートで所要3時間とあります。

なお、社務所と中の宮にある案内図でみると、もう少し短い時間で表記されています。こちらの案内図によると、全てを登り道で考えても、所要2時間40分のようです。

青龍寺 → 中の宮(社務所付近):30分

中の宮 → 頂上:40分 【わたしが実際に登った道】

湯田川 → 頂上:90分

滝沢口

 山の東北側(滝沢地区)から登るルート

 庄内交通停留所:滝沢口(金峯登山口の次の停留所)

 滝沢口からの所要時間は未確認

湯田川口

 山の北西側(湯田川温泉街)から登るルート

 庄内交通のバスが到着するルート
 日に8本も、便があります。
 停留所:湯田川口(湯田川では他に4ヶ所の停留所があります。)

 湯田川 → 頂上:所要90分

金峯神社のご由緒

671年(天智天皇10年)、修験道の開祖とされている 役小角(えんのおづの)が開基

812年(弘仁8年)慈覚大師が青龍寺(しょうりゅうじ)を建立し金峯山を開山

今さらだけど、開基と開山って… 何が違うの??

お寺について書かれた文章を読んでいると、よく「開基は誰々、開山は誰々」という記述に出会います。
禅宗では、開基とは、寺院または宗派を創立すること、あるいは寺院を創建した人や財力や権力をもって創建させた人を指します。
一方、開山とは、初代住職となった僧侶を指します。

出典:京都観光 街巡りさんより

なるほどね~

1077~1081年(承暦年中)大和宇多郡(現在の奈良県のあたり)の領主だった丹波守盛宗(たんばのもりむねもり)が出羽国(現在の山形県のあたり)に移った際に、自身の氏神である奈良県吉野の金峯山(きんぶせん)を勧請( 神仏の分霊を請じ迎え)して金剛蔵王権現(こんごうざおうごんげん)を祀られた。
「蓮華峯・八葉山」という古来からの山名は、この時から「金峯山」に改めたと伝えられている。

1150年(久安6年)飛騨の工匠を招き金峯山に本殿を造営

1608年(慶長13年)最上義光公の命で本殿の大改修が行われる。
    歴代の庄内藩主によって社殿の修理が行われ代々の祈願所とされた。

神仏習合の時代には真言宗の修験道場として栄えていた。

神仏分離に際し、山麓の青龍寺は真言宗の寺院として金峯神社から分離した。
1870年(明治3年)御嶽神社と改称
1877年(明治10年)金峯神社と改称

金峯神社の境内

金峯神社の案内図

中の宮まで、車で来ました。

他にも、お祓いをお願いしている方や、ハイエースで送迎されてきた外国人の方々、閼伽井の清水を汲みに来ているお姉様たち、と数名の方々が各々お見えになっていました。

金峯神社の社務所

なかなか大きな社務所です。

お茶はご自由に飲んでも良いそうです。

社務所前には閼伽井(あかい)の清水があります。
岩間から湧き出る湧水で、わたしも一口頂きました。
雑味は感じないけど、美味しいのかはよく分からない(;^ω^)

それでも、暑い日にはありがたい。
冷たくて、さっぱりリフレッシュ!

閼伽井(あかい)の清水は慈覚大師が開山して以来、閼伽水(神仏に供える神聖な水)として岩間より湧出ている水のことで、この水を汲みにくる参拝者も多いそうです。

金峯神社の参道

境内のゆる~い階段です。

こんな階段が本殿まで続くと思ったら大間違いだ!

(*´Д`)

金峯神社 中の宮

ゆる~い階段を登った先にあるのは、「金峯神社 中の宮」です。

向かって、右側が大国主神(大黒様 )、左側には事代主神(恵比寿様)がそれぞれ、祀られています。

中の宮はかなり立派な造りです。
神社より、仏教系のお堂のような造りに感じます。

金峯神社の本殿(奥之院)

山頂付近にある本殿(奥之院)は残念ながら工事中でした。

屋根の銅板葺き替え工事が行われており、
2019年4月25日~2020年11月20日まで予定されているようです。

隣の「松尾神社」が「金峯神社本殿 仮宮所」となっておりました。

金峯神社の御朱印

金峯神社の御朱印

お初穂料は300円でした。

朱印は丸い御朱印と四角い御朱印のどちらかを選ぶことができます。
今回は丸い御朱印で書いてを頂きました。

わたしが伺った際にちょうどお祓い中でバタバタされているようでした。
お忙しい中ありがとうございました<(_ _)>

金峯山への初登頂

ここまでは、金峯神社について書きました。

ここからは、青龍寺口に到着してから、山頂へ登り、「中の宮」へ下山するまでの記録です。

金峯山の麓 青龍寺口

民家の細い路地を抜け車で進むと「金峯神社」の鳥居と神社名の刻まれた石柱が見えてきました。

金峯山の青龍寺口

駐車している車が一台ありました。
他にも駐車スペースがあるし、ここから登るのかな?
っと、ぶらぶらすること15分…

どうやら、今いる所が青龍寺のある「青龍寺口」で、
中の宮はもっと先にあり、中の宮まで車で行くことができるらしい
とようやく理解…

案内図があって、様々な神社や史跡が点在しています。
今いる所には2つの神社と「青龍寺」があるようです。
上の写真で奥に見えるのは「粟島神社」です。

金峯山の粟島神社

粟島神社の向かって右手には「六所神社」があります。

六所神社の正面(道向かい)には「青龍寺」があります。

金峯山の青龍寺

金峯山の参道途中 安國神社

青龍寺口から車で2、3分登っていくと安國神社が見えてきます。(駐車場はありません)

安國神社では、青龍寺地区(旧黄金地区)戦没者の御霊をお祀りしてあります。

そして、隣には、なぜか「禁酒のかめ」というツボが納められた祠があります。

1848年(弘化4年)猩々講(しょう じょうこう:大酒飲みの宴会)の人達が奉納したもので、
酒の飲み過ぎ、酒乱、アルコール中毒という様な酒癖の悪い人を癒すため、祈祷をして「かめ」に封印したものです。

禁酒のかめ付近の参道

「禁酒のかめ」の隣から、山道の参道になります。

金峯山の随神門

安國神社からさらに車で2、3分登っていくとシンプルな造りの随神門が見えてきます。先ほどの山道の参道を進むとこちらに到着するようです。

随神門とは、神域に邪悪なものが入り来るのを防ぐ御門の神をまつる門のこと

随神門までくると、金峯神社の駐車場が見えてきます。

金峯山の瘞琴(えいきん)の碑

駐車場に車を停めて、「中の宮」のところまで行くと、ちょっとした広場になってい「 瘞琴(えいきん)の碑 」なる史跡が、少し下った所にあるとのことで、山頂に登る前に行ってみました。

杉の木の狭間がスタート地点の様になっています。
この辺りからプーン…プーン…
ブユって奴らの登場です。(蚊よりもカユイ吸血虫)

ブユから逃げるようにダッシュ!
山の斜面を下ってようやく見えてきました。

縄が張ってあって近づけない状態でした。
で、「 瘞琴(えいきん)の碑 」って結局なんなの?

江戸時代後期、庄内藩に七玄琴の名手で、相良儀一(のりかず)という士(さむらい)がおり、たびたび金峯山へ登っては、空賢院の高僧である、通寛(つうかん)と仲良くしていました。通寛も相良儀一が訪れ琴を奏でてくれるのを楽しみにしていたそうです。

相良儀一が突然の病で亡くなると、通寛は悲しんで、遺愛の琴をその地に埋めてこれを弔ったそうです。 (瘞はうずめるという意味)

「 瘞琴(えいきん)の碑 」は30年以上かけて、通寛の門弟や知人が苦労を重ねて建立されたものです。

〜 「 瘞琴(えいきん)の碑 」に立つ 看板より〜

立ち止まるとすぐ、プーン…プーン…

ブユうっぜぇよ〜(´;ω;`)

感慨を感じることもできぬまま、逃げるようにダッシュで登ったのですが、
息が切れすぎて、再び、中の宮まで登りきった後、不審者を見るような目で見られたよ(´;ω;`)

友情とか風雅からは程遠くてごめんなさい…

いざ、金峯山の登頂開始

山を登ると分かっていたのに、虫除けを忘れてくるボケ加減
いやだわ〜

中の宮で参拝している時もプーン… プーン…
中の宮の脇を越えて本殿への参道を登り始めてプーン… プーン…
…虫いやだわ〜

仕方が無いので、タオルをヌンチャクのようにブンブン振り回しながら登っていきました。これが、意外にも効果てき面で、刺された箇所はトータルで2ヶ所だけでした。
刺されたのは2ヶ所ともタオルを振り舞わしていた右腕です。

効果てきめんだったけど、登頂しながらだったので、体力は2倍消費した(*´Д`)
ダイエットだったと前向きに考えよう!

他に、登り下りしている人は誰もいない状況

ちょっと心細い

案内図では、参道は一本道のようですが、「山伏古道」と、「てくてく健康里山あるき」と道が分かれています。

根拠はないけど、道がより整備されている「山伏古道」を選択

金峯山登山道1

いったん、登りきった所で、また道が分岐しています。
直進する下り坂と右手の登り坂(案内の標識はなし)

山頂を目指しているので、登り坂を選択

進んでいくと、車が通れる位大きな道に出ました。

道、間違えた…?

金峯山登山道2

山側の藪の方から、ガサガサッてする…

不安な気持ちをぬぐって、とりあえず登ります。

ぜぇぜぇ息を切らしながら登って行くと、山頂付近まで250mの看板が見えてきました。

そして、追いかけてきていた。プーン…が聞こえなくなっていた。
(家に帰ってから調べたら、ブユは水場に近い所に多いらしい)

やっとほっと一息つけたと、思ったのも束の間

変わりに聞こえてきたのは、

ブ〜〜ン、バババッ…

蜂の巣が近い!?

また、逃げるように登頂開始です(*´ω`*)

逃げてばかりだ

金峯山、湯田川方向

湯田川温泉方向の看板が見えてきました。

温泉入りてー♨

けど、さらに90分山道を歩くのは勘弁してっ!

金峯山、山頂付近の分かれ道

さらに登っていくと、また道が分岐しています。

細い道の方には一望台の標識があります。

じゃあ、細い方をGo!

ー あとで、判るのですが、結局どっちに進んでも一望台及び、本殿に辿り着けます。むしろ、大きい道を進んだほうが若干ですが、一望台へ早く着きます。) ー

だんだん道が細くなっていき、足を踏み外すと真っ逆さまな場所もあって非常に危険です。山道に慣れてない方は要注意です。

金峯山の山頂到着

細い道を抜けると金峯神社の本殿に到着

ここまで、40分位です。(中の宮にあった案内図通りです)

金峯神社へのお参りも済んだし、一望台でも見に行くか〜

あれ、一望台付近には、結構人がいるなぁと思ったら、本殿工事中の人達でした。お昼をとっていました。

金峯山の一望台

一望台は予想を超える眺めの良さ!
とても500m未満の山頂からの景色には思えない。

正面に見える山が鳥海山、その向こうは秋田県です。
左側に見えるのは日本海の水平線です。

雲が多かったけど、暑く天気の良い日でした。こんな場所で、お弁当食べたら一日幸せな気分になれそう✨

ちなみに、最初は、金峯神社本殿 ≠ 奥之院 と思っていた為、登頂後さらに30分位山頂付近をうろちょろしていました。スマホで調べてようやく、
金峯神社本殿 = 奥之院と判明…

…下山するか!

金峯神社本殿付近には、4つの道に分かれています。
①来た道(細道)
②一望台方向
③車が通れる大道(細道と分岐していた道)
④勘左衛門コース

金峯山の勘左衛門コース標識

中の宮方面へ行けると書いてあるけど、 「勘左衛門コース」ってなんぞ?

スマホでググっても出てこないし…

麓の案内図かなり大雑把じゃない?

とりあず、Go…

金峯山からの下山

急な下り坂が続きます。

岩が階段のようになっていたりして、ぴょんぴょん飛び降りながら下って行きました。

気分はニンジャ〜🐱‍👤

金峯山の八景台

下り1/10合目の標識の場所に「八景台」という、これまた眺めのよい場所があります。写真だとわかりにくいですが、木々の形が末広がりに八の字に広がっていくよくなパノラマビューの景色です。

季節や、木々の育成状況によると思うので、たまたまの可能性が大

ちなみに、案内図には、「八景台」の記載がありました。
ということは、こちらの山道が正式な参道ということなのでしょう。
足場 の悪い急な坂道ですので、登りだと大変そう。。。

途中、「少年自然の家」へと続く道と分岐していて「 勘左衛門コース」もそちらへ延びていました。

足場がコロコロ変わります。
丸い石の階段は、雨に濡れた状態だとかなり滑りやすそうです。

八幡神社

扁額(へんがく)もなにもないけど、案内図の通りなら八幡神社です。

八幡神社裏のヤマユリ

八幡神社の社裏に咲いていたヤマユリ

須佐之男神社

さらに下ると別の社が見えてきます。
コチラも扁額等ありませんが、案内図の通りなら、須佐之男神社なります。

さらに下っていくと、 「山伏古道」と、「てくてく健康里山あるき」の場所にでます。

やはりというか 「てくてく健康里山あるき」の所にでました。

帰り道はニンジャ〜な動きだったので15分で降りてきました。

無想の滝

中の宮まで戻ってきて、「無想の滝」の看板があったことを思い出しました。
せっかくなので、こちらも見てきました。

ゆっくり歩いても往復15分位だと思います。

が、

渓流が近いせいでしょう。また、ブユが襲ってきます。
タオルヌンチャクを炸裂しながら、小走って行った為7、8分で戻ってくることになりました。

写真はブレブレです。
こちらの道もなかなか細めで、倒木の間をくぐったりアスレチック感のある通り道です。

無想の滝

「 瘞琴(えいきん)の碑 」の方へ水が流れている感じがする。

帰りも小走りでトットコ進んだので、ほんと風情が台無し…

最後に、御朱印を頂いて、金峯山を後にしました。

汗かきまくったので、この後は湯田川温泉へGo!

湯田川温泉 正面の湯|金峯山麓にある山あいの温泉街 – 鶴岡市 –

まとめ

・金峯山には参拝可能な登頂口が3ヶ所ある

・青龍寺口(表参道)からのみ、中の宮まで車で行くことが可能

・中の宮から本殿までは40分位で登頂可能(案内図の通り)

・本殿から中の宮までの下山は20分位で可能

・本殿までの案内標識が頼りないと感じた。

 「てくてく健康里山あるきコース」が正式な参道?

 「てくてく健康里山あるきコース」は案内標識多め

・金峯山本殿 = 奥之院

・金峯山本殿は2020年11月まで屋根の銅板葺き替え工事が予定されています。

 本殿の修理が終わった姿を拝みたい方は、修理後の参拝をおススメします。

・夏の時季は虫よけ必須!(大事)

以上、『金峯神社|鶴岡市民の憩いのスポット金峯山 – 鶴岡市 - 』でした。

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