白鷹町の黒鴨(くろがも)という地区にある民宿旅館に行ってきました。
山形駅から車で348号線を使用して西へ50分、最寄り駅(長井線四季の郷駅)から車で北へ10分で着きます。
黒鴨温泉 滝の湯旅館へのアクセス
道中、家も少なく大変に奥まった地域にありますので、ほんとうにこの、道であっているのか少し不安になってくるかもしれません。
この日は小雨で、ずっとどんよりとした天気でした。
近くの橋から撮影した外観です。ぱっと見、普通の民家です。

橋を渡って右折してすぐです。
道が細くなっておりますので、運転される方は十分注意してください。

黒鴨温泉 滝の湯旅館とは?
黒鴨地区は白鷹町の北部にある、どん詰まりの集落です。
昔、山岳信仰が盛んだった時代には登頂前の拠点として、今よりも栄えていたようで、3軒の温泉宿があったそうです。また、黒鴨温泉の近くには、蔵高院というお寺があって、参拝可能な即身仏(ミイラ)が安置されています。
室内もほぼ一般的な民家に見えます。

黒鴨温泉 滝の湯旅館の料金体系
大人300円
子供200円
宿泊可能な民宿旅館です。

黒鴨温泉 滝の湯旅館はどんな温泉?
見ての通り狭いです。
3人か4人が同時に入るといっぱいになるでしょう。
私は、何度か入浴に訪れたことがあるのですが、他に人がいた経験はありません。たまたまですが、毎回貸し切り状態です。
本日も、私が一番目の来客だったようで、湯葢が閉まったままでした。

イスが3つあるのですが、よくみると洗い場は1つしかありません。

こちらの温泉の特徴は、湯に浸かって自分の体を触ってみると、不思議とぬるぬるします。私の温泉履歴が少ないだけなのでしょうけど、珍しいです。
源泉かけ流しですが、冷泉を加温している様でとても熱い状態です。
毎回、水でうめてから入浴しています。
(その状態だと、ぬるぬるが少ないです。)
お湯を手ですくってみると、あまりぬるぬるしないのがまた不思議です。
体の水滴が乾くと肌がサラっとした状態になります。
女将さんに聴いてみたところ、よくわからないけど、大量のナトリウム成分が影響しているらしいとのことでした。
(成分表では炭酸水素イオンも多量と記載がありますのでそちらも影響しているのかもしれません)
温泉の匂いも独特で、生乾きのような、あまりいい匂いではありません。
成分表には無臭と記載があったので、もしかしたら、加温装置のメンテナンスが行き届いていないか、消毒が強すぎる可能性もありそうです。

湯口からはとても熱いお湯が出ていますので注意してください。

お湯がぬるぬるする為か、床も大変滑りやすいです。

黒鴨温泉 滝の湯旅館の 温泉成分
源泉名 | 迎田 |
泉 質 | ナトリウム・炭酸水素塩冷鉱泉 純重曹泉 低張性弱アルカリ性冷鉱泉 |
浴用の禁忌症 | 急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、 悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、 出血性疾患、高度の貧血、 その他一般に病勢進行中の疾患、 妊娠中(特に初期と末期) |
飲用の適応症 | 慢性消化器病、 糖尿病、痛風、肝臓病 |
飲用の禁忌症 | 腎臓病、高血圧、 その他一般にむくみのあるもの |
かけ流し・循環ろ過 | かけ流し・循環ろ過有り(加温の為) |
入浴剤・消毒 | 有り |
加水・加温 | 有り |
露天風呂 | 無し |
サウナ | 無し |
ケア用品 | 固形石鹸 |
ドライヤー | 無し(宿泊客には貸出有り) |
人体の細胞液と等しい浸透圧を持った液を等張液といい、これを基準にして人体の細胞液と同じ浸透圧の温泉を等張性泉、低い温泉を低張性泉、高い温泉を高張性泉と分類される
出典:ONSEN TATSUJIN COLLECTION
炭酸水素塩泉、特に重曹泉は、入浴中は肌がスベスベするのですが、入浴後は皮膚表面から水分の発散がさかんになるので、乾燥肌の方は特に入浴後の保湿剤によるケアが必要です。
特徴を一言でいうと「美肌の湯」「清涼の湯」
出典:温泉ソムリエの癒し温泉ガイド

黒鴨温泉 滝の湯旅館の 効能
きりきず、やけど、慢性皮膚病
住所:西置賜郡白鷹町大字黒鴨403
電話番号:0238-85-1135
営業時間:11:00~18:00
定休日:無し
Wi-Fi:不明
アクセス:フラワー長井線四季の郷駅から車で10分
駐車場: 5台位
公式HP:無し
女将さんから、話を聞いて、年中無休、営業時間は11:00~18:00とのことでしたが、宿泊客の有無で変わったりしそうな感じでした。事前に電話連絡をしていかれることをおすすめします。
以上、「黒鴨温泉 滝の湯旅館|白鷹町にある民宿旅館でぬるぬる温泉体験」でした。