ども、ひーさんです。
長井市にあるライダーの聖地 總宮神社(そうみやじんじゃ)へ行ってきました。

総宮神社ではありません。

総は總の略字です。
古来より長井の水を司る神様として信仰盛んな神社で、長井市内で「お宮参り」ができる神社としても有名です。
記事をサッと流し読み(目次)
フラワー長井線「長井駅」から北へ車で3分。最寄り駅(フラワー長井線「あやめ公園駅」)からだと南側から北へ回りこむように進むと徒歩5分程の場所にあります。
以前、訪れたまるはち酒店のすぐそばにあります。
※表は横スクロールで閲覧可能です
住所 | 山形県長井市横町14-24 |
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電話番号 | 0238-88-3348 |
アクセス | 最寄り駅(フラワー長井線「あやめ公園駅」)から徒歩5分(400m) |
開門時間 | 24時間 |
御朱印 授与時間 | 9:00 〜 16:00 |
Wi-Fi | 無し |
駐車場 | 神社西側の駐車場 約20台 |
公式HP | 總宮神社(公式サイト) 宮司のブログ(ぐうじののほほん) |
※表は横スクロールで閲覧可能です
主祭神 | 日本武尊(やまとたけるのみこと) |
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相殿・合殿 | 大己貴命(おおなむちのみこと) 天児屋命(あめのこやねのみこと) 倉稲魂命(うかのみたまのみこと) |
創建 | 802年(延暦21年) |
例祭 | 9月15日・9月16日 |
例祭では黒獅舞が行われます。
長井市一の宮 總宮神社は、坂上田村麻呂ゆかりの神社
總宮神社は県内屈指の大社で西暦800年頃の、坂上田村麻呂将軍(さかのうえのたむらまろ しょうぐん)による蝦夷(えみし)討伐に際して、日本武尊の御神徳を追尊し郷土の平和を祈念して、「赤崩山白鳥大明神」をこの地に創建されたと伝えられています。
蝦夷の阿弖流為(あてるい)と対峙する最前線への補給地として重要視されていた証でしょうか?
わたしは、高橋克彦さんの「火怨」という小説を読んだ位にしか、この時代のお話を知らないのですが、出羽地方(東北の日本海側)は早々に大和政権下に入りで蝦夷(宮城県の北部から先の東北)と対峙していた時代です。
出羽は712年10月27日に出羽国に昇格し、翌10月1日に陸奥国から置賜郡と最上郡を譲られて国としての体制が整った。
律令制の下で上国とされ、蝦夷と接する重要な位置にあった。隣の陸奥国もまた蝦夷に接していたが、両国を統括する政治的・軍事的中心は主に陸奥側に置かれた。例として両国を統括する按察使は陸奥国守が兼任する慣行であった。陸奥国と並び黄金を産した。
出典:Wikipedia

ジブリもののけ姫に登場するアシタカの一族は
蝦夷の子孫をモチーフにされているらしいよ!
長井市一の宮 總宮神社は、戦国時代の大名からの信仰厚い神社
長井氏、伊達氏 、蒲生氏、上杉氏と歴代の統治者を始め民衆からの信仰も厚く、とくに文禄2年(1593年)米沢城を治めた蒲生郷安(有名武将、蒲生氏郷の家臣)が長井郷の44ヶ村の神社をこの地に合祭し、長井郷総鎮守として社号を「總宮」と改める事と成りました。

なるほど、總宮神社はまとめて「総合的な」ってご由緒の神社なんですね!
慶長3年(1598年)には、上杉家の直江兼続が神社の修理を行い、上杉景勝の入国以来代々の領主が本社を崇敬してきました。(直江兼続は1597年に上杉家の米沢城城主として景勝より先に入城していました。 )
直江兼続のゆかりの史跡として境内には直江杉があり、宝物殿には刀剣が残っているそうです。また、長井市の無形伝統文化財「黒獅子」の起源が伝わる神社でもあります。

しめ縄がしてある杉が直江兼続が植えたといわれている杉です。敷地内で東西に一文字に並んでいることから「宮の一文字杉」とも呼ばれていたそうです。

日本武尊(やまとたけるのみこと)が最上川の上流にある赤崩山(米沢市)に剣を立てて洪水を鎮めたと言う伝説にもある為、治水、雨乞いなど水を司る神と言われている。
長井市の「水と緑と花のながい」のキャッチフレーズどおりです。
合殿三神のご利益より、古くから人の厄をよく祓う社として知られており、縁切り、八方除など様々な祈祷を行い、一月二月は年祝い、厄祓いの参拝者で境内が賑わうそうです。

總宮神社の一ノ鳥居



この日はたいへんに天気が良かったのですが、宮司さんが落ち葉焼きをしていた為、煙がもくもくです。
お昼頃だといつ行っても落ち葉焼いているイメージです。

總宮神社の本殿、流造の屋根には両側に鬼瓦がいて睨みをきかせています。
まだ行ったことがないのですが、寺泉地内に奥ノ院として三淵神社が存在するそうです。
本殿と拝殿の周りを囲むように摂社と末社が建ち並んでいる。
- 氷川神社(祭神:素戔嗚尊)
- 磐戸神社(祭神:天手力雄命)
- 厳島神社(祭神:市拝島姫命)
- 八幡神社(祭神:応神天皇)
- 天神社 (祭神:菅原道真)
- 山神社 (祭神:植山媛命)
- 琴平神社(祭神:崇徳天皇)
- 養蚕神社(祭神:天御食持命)
- 水神社 (祭神:岡象女命)
- 荒神社 (祭神:軻運突智神)
- 道祖神社(祭神:猿太彦大神)
- 熊野神社(祭神:熊野牛王)
- 稲荷神社(祭神:稲倉魂命)
- 皇太神社(祭神:天照皇大神)
長井郷の44ヶ村の神社を合祭したということで、たくさんの神社と神様が祭られています。


宮司さんに聞いてみたところ、ライダーの聖地としての由来は長井市の「黒獅子」に由来来しているそうです。
長い幕に数人が入り込み、「むかで獅子」とも呼ばれる、うねうねした動きの為、「皆で」、「足並み揃えて」、「転ばない」ようにということから、總宮神社はライダーの方のゲン担ぎとして見られているようです。
たしかに、単車は高速で小回りききますが転んだら最期って聞いたことがあります(( ゚д゚;)))
そんなことからも全国的にもライダーの一部で聖地と呼ばれるようになったそうです。
多い日には100台位のバイクが集結するそうです。
写真中心なのですが、欠かさず投稿されていて素晴らしいです。

見習いたい…

ほんと見習いなさい。

初穂料は300円
總宮神社の「宮」はわざと小さく書かれるようです。
赤崩山という山号がついています。
通常はお寺につく称号ですが、總宮神社では珍しいことに神社についているそうです。

御朱印を書いて頂いた際に、一緒にお箸も頂きました。直江杉から地面に落ちてきた枝葉で作られたお箸です。
3月に訪れたのですが、ぐるり囲まれた杉の木からは花粉が大量散布されていました。
花粉症がひどい方は、3月、4月に参拝するのは大変そうです。

まるはち酒店の通りに駐車場と裏から入れる入り口がある。
近所のまるはち商店では「直江杉」の日本酒も取り扱っています。
参拝ついでに寄ってみてください。
以上、「長井市一の宮 總宮神社|山形県内にあるライダーの聖地」でした。