7/2に紫陽花寺として有名な堂森善光寺へ行ってきました。紫陽花がちょうど見頃で咲き乱れていました。日当たりの良いところに咲いている紫陽花は枯れかかっていましたので、紫陽花を見に行かれる方はお早めにどうぞ!
JR奥羽本線米沢駅から車で東へ5分くらい行った、万世町堂森地区の堂森山の麓にあります。
※表は横スクロールで閲覧可能です
住所 | 山形県米沢市万世町堂森山下375 |
電話番号 | 0238-28-1638 |
宗派 | 真言宗豊山派 |
ご本尊 | 阿弥陀三尊 |
アクセス | JR奥羽本線米沢駅から車で東へ5分(2300m) |
Wi-Fi | 無し |
駐車場 | 10台位 別の広い場所に大型車5台は余裕で駐車可能なスペース有り |
公式HP | 松心山 光照院 善光寺 |
有名な戦国武将である前田慶次の供養塔があり、米沢市万世のあじさい寺としても知られています。
真言宗豊山派の寺院で山号は松心山。807年(大同二年)の開基( 寺院を創立すること。それを行った僧。 )、1192年(建久三年)に長田将次(おさだしょうじ)の妹 益王姫(ますおうひめ)が中興したと伝えるが、数度の火災で古記録が消失し由緒は定かではない。見返り阿弥陀如来(県指定文化財)は、益王姫を救うため振り返った姿になったという伝説が残る。また、置賜郡の地頭・長井氏の創建ともいい、伝 長井時広夫妻座像(県指定文化財)を所蔵している。
中世期には、当時において大般若経の写経事業が行われ、その一部が山形市の立石寺(山寺)に残っている。その奥書から、1357年(延文二年)頃出羽国長井荘堂森今善光寺の僧・本聖仁光が中心となり、各地の僧の協力を得て大事業が遂行されたことが知られる。
境内の阿弥陀堂は1750年(寛延三年)の再建、寺名の由来となる善光寺三尊像と見返り阿弥陀を安置した。
また、本堂と阿弥陀堂の奥には前田慶次供養塔が立ち、多くの参拝者が訪れる。傾奇者として著名な前田慶次は、晩年は堂森で悠々自適の生活をおくり1612年6月4日(慶長十七年)に死去したと伝えられる。堂森の里人と親交した慶次を偲び、1980年(昭和五十五年)に建立されたものである。
〜入り口のご由緒書きより〜
堂森善光寺の阿弥陀堂拝観
堂森善光寺では、阿弥陀堂を拝観させていただくことがきます。
拝観可能な時間:9:00~16:00頃まで
拝観ご希望の方は事前のお問い合わせが必要です。
青系のあじさいを中心に色とりどりに咲いていました。
お寺全体が緑と紫陽花に囲まれています。



前田慶次(前田利益)とは
原哲夫さんの『花の慶次 ―雲のかなたに―』が有名です。
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ご長寿ゲームの『信長の野望』では、シリーズ通して強キャラ(戦闘特化キャラ)の為、記憶に残るキャラクターです。
本当かウソかは不明ですが、数々のイタズラ話や変わった逸話を持った戦国時代の武将です。善光寺の公式HPには、年を取ってかもかわらない慶次のお茶目な逸話が掲載されています。
上杉家が会津120万石から米沢30万石に移封された際には、落ち目の上杉家であるにもかかわらず、上杉景勝・直江兼続を慕って米沢に入り、晩年を堂森無苦庵で過ごし、村人と悠悠自適の余生を楽しんだとされています。
米沢市堂森地区は慶次の往時の生活の姿や息吹が感じられる場所です。
前田慶次供養塔

阿弥陀堂に隣接して前田慶次の供養塔があります。
2011年(平成23年)は前田慶次の追悼400回忌法要が行われ全国から慶次ファン1,000人が参列したそうです。その後も毎年6月には前田慶次祥月命日忌供養として多くの方が訪れるお寺となっています。
傾奇者として有名な慶次を象徴するお酒と煙草がたくさんお供えしてあります。
堂森山の月見平

堂森山には月見平と呼ばれる見はらしの良い場所があります。
慶次が村人と一緒に月見をし たと伝わる場所です。
入り口から10分ほどで着くそうですが、入り口に道らしい道はなく、大人の普段着&スニーカーでは登るのに勇気がいります。
この日は勇気が足りなかった為(汚れたくない格好でしたので)、登ることは諦めました。
慶次清水

堂森山の東側には慶次清水と呼ばれる湧水があります。慶次が生活用水として掘った清水で400年以上間湧き 出ているそうです。現在も灌漑用の水として地域で利用され ています。
上記の写真は、慶次清水の入り口から西側に見える堂森山を撮影したものです。
堂森山を囲む道に、一応、標識があったので、オフロードの狭い道を通ってきたのですが、「八幡原緑地野球場」の方から行くルートの方がわかりやすそうです。
飲用は自己責任と書いているのですが、ちょっとムリ…

御朱印代は、300円でした。
なんとなくですが、前田慶次の威風堂々した雰囲気の御朱印です。
はねが馬の尻尾の様です。
・堂森善光寺は戦国武将 前田慶次の供養塔がある。
・米沢市万世のあじさい寺としても知られていますが、春の桜、あじさい後には蓮華と、いつ訪れても季節を感じることのできるお寺です。
・堂森山の麓の高台には墓石がたくさん並んでいます(お寺ですので)、整然と並んで南西側(米沢城跡)を向いていて、見守られているなぁって感じる。
・堂森善光寺は「米沢まちあるきガイドブック」に – 前田慶次ゆかりの地散策 コース紹介 – として掲載されています。
以上、『堂森善光寺|前田慶次ゆかりの紫陽花寺 -米沢市-』でした。